いま 本を読んで いるところ。


by bacuminnote
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奈良

▲なんだかここに越してから ずっとずっと「夏」が続いてる感じがするのに。明日でやっと8月が始まるんですよね。ふう。長いなあ「夏」。
開田高原の友人から「いまフリースを着込みました」なんてメールをもらうと思わず受信の日付を見直してしまいますが、もちろん今のこと。夜になると涼風は冷風に、の開田in summer なんでした。いいなあ。(そのかわり「冬」がうんと長いんだけど)


▲朝から暑さ全開!だった木曜日 母の見舞いに奈良の病院に行きました。
まだ「電車」も「一人外出」も珍しいので 緊張気味に改札を出るわたし。でも病院行きはこれで二回目だから、ちょっと余裕かも(笑)
乗り込んだ地下鉄で よくよく効いた冷房に 肌の露出度大きい若い女の子見ては「寒ぅないんやろか」と気になったり(帰ってから相方に言ったら「そらお前とちごぅて若いから平気なんやろ」と返されたけど)
「あのぉ、その件なんですけどぉ 今 営業のモンとも話しましてですねえ・・」
と、ここにいない人にはお辞儀までして気を遣ってるのに、ここにいる人への配慮は なく携帯でしゃべるのをやめないサラリーマンのおっちゃん。「夏期集中講座・問題集」を一心不乱に解いていた きれいに眉毛カットの男子高校生くん・・・と まだまだウラシマタロウ的視点。そしてこんなふうに眺めたり感心したりしてるモンで 膝の上、開いた本がいっこも先に進みません(笑)


▲病院に着いたら、母は同室の方と楽しそう。八十すぎて、年齢も してきた仕事も環境もまるでちがう人たちと「痛み」を語り 冗談言うて笑ってすごせてほんまよかったわ、と母。2年前の入院のときは長野から日帰りでせわしなく見舞ったことを懐かしく想い出しながらこの日はゆっくりしゃべって病室を出ました。


▲外はもう地面からもわあ、と立ち上がってくるような熱気。しかも病院内でうろうろ(迷い)せっかく『駅前倶楽部』で調べて行った電車に乗り遅れ、ただでさえ暑さで頭がぼぉーっとしてるのに、この時刻に乗ったら○時着やったけど、一本遅らしたら・・とわたしの頭の中のダイヤグラムは完璧にぐじゃぐじゃ(泣)
結局、遠回りながらバスで奈良駅に出ることに。


▲ため息つきつき乗ったこのバス、しかし空いてるわ、涼しいわ、長いこと忘れていた道を走るわ、で大正解でした。車窓から見える 標識のみごとに上から下まで「~院」「~寺」「~神社」に、ああ奈良やなあ。
奈良ホテルのあたりの緑、緑も涼しげで。公園では鹿も見て、猛暑の中 女性客2人乗せて走る人力車も見て(運転?のお兄さんはなんとお客さんと笑って話しながらの走行であった。すごい!)かつてよく歩いた商店街を遠くから眺め、じゅうぶん楽しませてもらったところで終点・奈良駅に。
そうそう、この日持参した小説の背景が思いもかけず奈良で。気分は奈良 な一日でした。若い頃はふん、と思ってたけど。バスから見た奈良の町並みにちょっとじんときた。


▲帰途 地下鉄で「梅田」をすぎ、3年ほど前に用事でここを歩いていたとき 中島らも氏とすれちがったことを思いだしていました。すごくすごく痩せてはったけど、その存在感もまたすごかったので すぐに「あ、らも」と思い 立ち止まり振り返り 人混みに吸い込まれてゆくまで 少しの間 後ろ姿に見入っていたのですが。
中島らも氏死去のニュースには友人・知人がそのHPでみな一様に寂しくなった、と書いていました。友だちと(らも)のことを特別にいっぱい話した、ということはなかったけれど。みんな それぞれのこころの中に確かに(らも)は いてたんやなあ、と思いました。
(らも)の『ぷがじゃ』(プレイガイドジャーナル)連載の頃を想い出す。そんな『ぷがじゃ』が出かけるときは いつも布のかばんに入っていたあの頃を思いながら 電車の中 わたしの前に立ち『ぴあ』を開く若い男の子を眺めるのでした。
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by bacuminnote | 2004-07-31 22:30 | 出かける