いま 本を読んで いるところ。


by bacuminnote
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ここからはじまる。

▲いつものようにタイツの上にレグウォーマーはいて出かけたら、さすがの冷え性(←わたし)も足にカイロ巻いてるかと思うほどあつくて、まいった。
ふと、道行く人々を見渡したらなんと半袖姿のひともいて。まちもひとも春の空気に満ちている。
ガッコの茶封筒持って歩く母と子や、歩道いっぱいに広がってきゃっきゃっ言うてる高校生たちの手に花一輪。その開放感にあふれた笑顔に、とおりすがりのおばちゃんも横から「おめでとう」と言いたくなる。

▲とはいえ「おめでとう」の春ばかりでもない。
一つ前や一つ後ろの数字があって、なんで真ん中はないのか。こんだけいっぱい数字が並んでるのに、なんでわたしの番号だけ飛んでるん?と地団駄ふんだ遠い春を思い出す。
あ、けど。
失敗は ときに発見やシアワセの素になったりするんよね。

▲そういえば、この間雑誌を開いてたらこんな一文にあった。
「春です。フレッシャーズの皆さんは期待と心細さに胸ときめいていることと思います。この「心細さを伴う期待」を「自由」というのだ思います。一人で行くいう決心を胸に、歩き出す厳かな気持ち。大好きです。」(槇村さとる「いまだ磨かれざる者へ」光文社 『本が好き!』
この「一人で行くという決心」というのがええなあ。フレッシャーズであっても、なくても(苦笑)。そう、どんなことも。きっとここから始まるんだとおもう。

▲さて。
世間がこう温うなったんでは「きょうも鍋」というわけにいかんので、だいどこ担当はこまっている。スーパーに行くと「きょうは、お宅何しはるん?」「ほんま毎日何しよか思うなあ」なんて会話を決まって耳にするけど。
結局のところ、どこのウチでもたいていは同じようなものをローテーションで食べてるんやないかなあ・・・と思いつつ、レジの順番を待ちながら 前の人のカゴをちらりと のぞくのであった。

▲いま『十代に何を食べたか』という本を読んでいるんだけど、この本、1975年生まれの人を筆頭に1903年生まれまで、時代を遡って39人の人がそれぞれの10代の頃 食べたものを語っていてとても興味深い。
トップバッターは「”食”住一致の日々」と題して武者小路千家の千宗室さん(せん・そうおく/’75年生まれ)
曰く『友人に聞かれるたびに困った質問がある。「千クンのうちって、いつも着物着て家族揃って正座して懐石料理食べているの?」というもの』
この「いかにも」な質問がおかしくて笑ってしまう。

▲それで思い出したんだけど。
子どもの頃、友だちのお家でごちそうになると、決まっておばちゃんが「あんたとこは 料理屋さんやから、いっつもごっつぉー(ごちそう)ばっかり食べてるやろし、こんなん食べへんかもしれんけど・・」と言わはるのだった。
旅館に限らず、たべもの商売の家は「ごはんどき」が一番忙しいときやから、たいていドタバタとあわただしくて、おばちゃんが思ってるような「ごっつぉー」はお客さん用で、家の者は概して粗食だった気がする。

▲それより、何より、わたしは家族みんなで食卓を囲む友だちの家がうれしくて。「おいしいなあ、おいしいなあ」と言うて何度もおかわりさせてもろた。(当時の友だちと話すと「せや、くみちゃんウチでもよう食べてたなあ」と言われ、その図々しさに申し訳なくて赤面する。今ごろ言うてもナンですが、その節はほんまにごちそうさまでした)
そうそう、十五代家元後嗣 千クンは友だちの質問にこう答える。
「ごめん(何故謝るのか疑問ですが)。うちはいたって普通。例えば朝はほとんどパンに紅茶だし」
つまり、たいていのお家は、フツーのごはん食べてはるんやろね。たぶん。
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by bacuminnote | 2008-03-14 08:26 | 本をよむ