いま 本を読んで いるところ。


by bacuminnote
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ひるねさめ。

▲ ええお天気の日が続くから。
青い空と夏みたいな陽気に なんか背中押されるように連日ドタバタしてる。客用冬布団を干して圧縮。こたつの上掛けに毛布、セーターにストール、手袋、帽子、スカートにずぼんの洗濯と片付け。あ、ダウン類もまだ残ってる〜ああ、しんど。

▲けど、家やと きつい洗剤は使わへんし気持ちいいし安上がりやし。とは言え、もう少し(もっと)洗濯量を減らすためにも、あれこれ着散らかすのはやめよう。そうして気に入った服を少しだけ、長くだいじに着よう。(と、衣替えの季節のたびに思ってる・・)

▲ この頃アイロンをよく使うようになった。相方もわたしもほとんど綿や麻の服で、前はシワも気にならなかったんだけど、いまは本体が(!)シワになりつつあるから、服はちょっとだけシワ伸ばし。いつもめんどくさいなあ〜と思いながら掛け始めるのに。途中から気分よく鼻歌〜やがて無心。
そうしてコンセント抜いたあとも余熱のあるうちに、とハンカチやらエプロン出してきて、当てたりしてる。

▲ そういうたら、中高生の時の制服 プリーツスカートは布地がテカるアイロンよりもっぱら「寝押し」だった。いつだったか若い人に言うたら「なに?」って顔されてしもたけど。敷布団の下にひだを揃えてスカートを置いて、寝ている間に自分の重みでプレス〜というじつにエコな方法だ。

▲ただし、眠くて ひだをきちんと揃えないでええかげんに置いた時や、ていねいに揃えたつもりでも寝相のせいで、朝起きたら折り線が新旧2本になってたり。プレスがききすぎて(!)畳の目が模様のようについてる朝もあったりするんやけどね。

▲ 几帳面なんだか、大雑把なんかよくわからん性格はこのころから変わってない。そうそう、ハンカチはお風呂に入った時ついでに洗って、アイロンがけのいらんように窓ガラスに貼り付けたっけ。これもまっすぐ貼ったつもりが乾くと菱型になってたりしたんよね。
「星空へハンカチ貼って生きむかな」(岡本眸句集『午後の椅子』)
ハンカチのむこうに星空か〜ええなあ。

▲ この間ひさしぶりに墓参にでかけた。
しばらく足も体も。あちこち不調で いつにもまして篭っていたのだった。
が、その日はぐっすり熟睡できて気持ちのいい朝やったから。朝いちばん窓開けて 青い空見上げて「よし、行こう」と思いついた。春の佳き日の「よし、行こう」が墓参というのがなんかアレやけど。まあええことにしよう。草抜き道具と軍手に、帽子、お茶とおにぎりとビスケットなど袋に入れて、いつものバスにのりこんだ。

▲ ところが外に出たら、ええ天気どころか真夏のような陽気で。バスにも窓越しにその熱気が伝わって暑いの何の。いつもなら席に着いてすぐ本を読み始めるのに、しばらくぼぉーっとしてたんだけど。そのうちきもちのいい風が入ってきて 珍しくうとうと 夢まで見て。「次は◯◯駅〜」のアナウンスに、びっくりして目が覚めた。

▲「昼寝覚電車戻ってゐるやうな」(原田暹)という俳句があるけど、一瞬「ここはどこ?」状態で焦る。口の周りを拭いながら、寝言とか言うてへんかったよね?と自問自答(苦笑)

▲ 昼前の墓地に着くと誰ひとりいなくて。マンガによくある「しーん」と書いた場面を思ってみたりしながら、ちょっと心細い自分(←見かけによらず あかんたれ)をはげます。
が、そんなことなどすぐに打ち消されるほどに、その日の陽ざしはお盆前の墓参のようで、ひと動きのたび汗だくになった。

▲洗い場は桜の木陰。ここにどっしりと しゃがみ込んで花入を洗ってると、すぃーっとええ風が吹いてゆく。ああ、ええきもち。ちょっと休憩のあと又もくもく草を抜き、水受けを洗って、墓石に水かけお線香あげて。ほな、また来ます〜と墓地を出る。

▲ 帰る道々わたしの頭の中はアイスとビールでいっぱいで。(でもいつだったか、帰途寄った たこやき&生ビールのせいで 酔うて 暑うて 。家に帰り着くまでひいひい言うて歩いたから)
駅に着くなりソフトクリーム !歩きながらアイス食べるおばちゃんのシアワセそうな顔いうたら(←たぶん)それから発車前の待ち時間におにぎり食べて、一息ついて。

▲持ってきた本を開いたものの バスの中で読む本やなかったかなあと、一旦閉じて。ああでもやっぱり、と又開いて読んだ。 『子どもが語る施設の暮らし2』(『子どもが語る施設の暮らし』編集委員会編・明石書店2003年刊)この本は題名の通り児童養護施設で暮らす(暮らした)子どもたちの聞き取りなんだけど、施設に入る前に児童相談所〜一時保護所での時間があったり、里親の元に行く子や、場合によっては教護院(児童自立支援施設)に行く子もいて。

▲ 子どもたちの生の声といっても、刊行からすでに12年もたってるから、「今」の状況とはちがうことも多いと思う。何より12年の間のこの国の変化といったら。子どもを取り巻く環境は良くなるどころか、どんどんひどいことになっている。
それでも、家庭内での虐待に苦しめられた子が「ここは大丈夫」と連れて来られた施設で、職員や先輩の虐待に会うた話も、家よりここ(施設)のほうが安心できた、という子のつぶやきも、里親に引き取られたけど、合わなくて施設に戻った子も。一方今も施設の職員が懐かしいという子や、教護院での生活は財産だった、という子もいて。
そのさまざまな経験談も、何の説明もなく施設に入れられた不満や、親への恨みも恋しさも、どこかの施設にいる子らの「今」にも重なるとおもう。
 
▲本の中で、施設を出て現在は親と暮らし始め美容学校に通ってるという子が「おとなたちに言いたいことがあります」とこう語っている。

やはり施設の職員はひとりの人間として子どもと向き合って、子どもの味方であって欲しいです。上司の言うことばかり聞いて、子どもの言うことを聞けないような人は問題外です。子どもが困っていることを受け止めて、ちゃんと解決してくれる人。そういうことをきちんと上司に伝えて、頑張ってくれる人。そういう職員がいないと、子どもは「何を言ってもだめだ」「結局は何も変わらない」とあきらめてしまって、何も語らなくなってしまいます。》(p70より抜粋)

東京都では「お金がかかるから」という理由で、施設を無くして里親を増やそうという動きがあるそうですが、よくない里親に引き取られた子どもの方がずっとかわいそうです。簡単に施設を無くすべきではないと思います。密室の虐待なども、ぜったい施設の方が少ないはずです。 
そもそも「お金がかかる」という理由が納得できません。ほとんど利用者のいない高速道路や建設物をつくったり、税金を私物化する役人や政治家がいる方がよっぽどお金の無駄遣いです。
子どもたちが施設で暮らさなければいけないのは、子どものせいではありません。おとなたちのせいなんです。だから、おとなたちにきちんと責任を取ってほしいと思います。

(p71より抜粋)

子どもたちにとって心から信頼できる職員や里親も、人間不信に陥るようなひどい職員や里親も、その両方存在するのが現実かもしれないけれど。どの子にも心安らぐ場がどこかにあってほしい。そして、子どもらにその「であい」はただの「運」任せであってはならないと思った。ここに書かれた職員へのねがいは、そのまま社会や政治への願いに繋がるよね。
最後の「おとなたちにきちんと責任を取ってほしい」が強く突き刺さります。

* 追記
その1)
児童養護施設に暮らす子どもを描いた本(『10歳の放浪記』『サラスの旅』『チャーシューの月』)や映画(『僕がいない場所』『少年と自転車』『冬の小鳥』)は前に ここで紹介しています。
リンク先など書いていますので、よかったらチェックしてみてください。→


その2)
今回書きそびれた本。『クララ先生、さようなら』(ラヘル・ファン・コーイ作 石川素子訳 いちかわなつこ絵 徳間書店2014年刊)
原題は"Klaraus Kiste"といって「クララの棺」という意味らしい。どきっとするタイトルだけど、訳者のあとがきにあるように《ファン・コーイの文章は、実にリアリティに富んでいます。しかし、あくまでも淡々としていて、センチメンタルなところがありません。それでいて、とてもあたたかで、ユーモアがあるのです。》まさにそのとおり。子どもだけでなく大人にも読んでほしい一冊です。

その3)
音楽の思い出はわたしのアルバムとそのまま重なります。
この間B.B.Kingが亡くならはったことを知り。その時々のことをいろいろ思い出しながらひさしぶりに聴き直したりしてます。

そういえば信州でいた頃、息子1が帰省したとき「おみやげに〜」とB.B.KingとClaptonの"RIDING WITH THE KING"というCDを買ってきてくれたことがありました。
その中の一曲  "Come Rain Or Come Shine Subtitulado "→

その4)
これを更新してる間に「大阪都構想」住民投票の開票がありました。
否決!よかった!!と、よろこんだあと考えこむ。
僅差で反対となったけど。僅差で賛成となる可能性もあったということで。
安易な多数決は怖い。どんなに時間がかかっても、議論に議論を尽くさなければ、と改めて。

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Commented by lapisland2 at 2015-05-23 03:51
こちらでもB.B.Kingの追悼番組などがあり、
ラジオからも連日彼のあの特徴あるギターと声が流れてきます。
数年前のグラストンベリーに出演して元気な姿を見せてくれたのを、今でもはっきりと思い出します。
昨日は Life Of Riley を見て、彼を偲びました。
Commented by bacuminnote at 2015-05-23 11:01
■lapisさん
"Life of Riley"って何?とおもったら、映画だったんですね〜知りませんでした。↓
http://www.bbking.com/film/
lapisさんとは本の話も音楽の話も、重なることが多いですよね〜(ていうか、いつも重なる!)またお話できるときをたのしみにしています。
Commented by surume393939 at 2015-05-27 16:45
bakuさん すっかりご無沙汰してしまってごめんなさい。いきなり夏になってしまったような気分です。
ブログを読んでる途中で、ビール冷やすん忘れてるわ。と気づき、今冷蔵庫に2本いれてきました。
いつもコメント入れようと思いながら庭仕事が忙しくて、つい・・・今回は制服のひだスカートの寝押しの事をおもいだしました。この前おしえていただいたニールヤングの動画をみていて高校生の時の事をおもいだしコメントを入れようと思っていたのをおもいだしました。
わたしは大阪市内の私立の女子高生、妹は府内の公立高校に通っていました。(年子です。)妹の英語の授業のテキストが先生の手作りで「Blowin in theWind」。羨ましかったぁ。私の学校では毎朝スカート丈、ソックス、髪の毛のチェックがあって、いつもふつふつと不満が充満していましたっけ。
忘れたい事、忘れられないこと、いつもいろいろ思い出させてもらってます。ありがとう。
Commented by bacuminnote at 2015-05-27 20:04
■surumeさん
コメントおおきにです。
昨日から一泊で高校のときの友だちんちに。新幹線に乗ったら一時間しかかからないのに、なかなか行けなくて。でも、会うと気分はもう一気に高校生です♪
ひとつのできごとも、覚えてること、忘れてしまってることが、それぞれに別々っていうのが、おかしかったです。

今日はめちゃ暑い一日でしたね。
それこそ、衣替え前の今時分の制服は暑かったなあ〜とか
思い出しながら、今日は帰宅後ビール!でした。

by bacuminnote | 2015-05-17 22:03 | 出かける | Comments(4)