いま 本を読んで いるところ。


by bacuminnote
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<   2005年 04月 ( 3 )   > この月の画像一覧

たんぽぽ。

▲きもちのいいお天気なので隣町のtsutayaまでwalking 。
家からアップダウンのはげしい道・・往復1時間コースです。
住宅街を通り抜けながら「こんな家、やるって言われてもいらん~」とか「ここやったら今日からでも引っ越してきてもええなあ」とか、あり得ないことを仮定してよそ様の家見学(笑)

▲ポーチに停められた高級車に「この家には似合わん」と、ケチつけてみたり。そうかと思うと古くて今にも こけそうな家からすごいセンスのいいマダムな方が出て来はって、ほほおお~と見とれたり(笑)
そんなこんな、あほなことを思いながらひとり歩くのもおもしろい。

▲帰りの長い長い上り坂を越えると、こんどはうれしい下り坂。
途中、歩道で母子が座り込んでて、どうしたのかと思ったら、小さなおんなの子が道ばたのたんぽぽの綿毛を飛ばそうとしてるのでした。けどまだちょっと時期が早いのか、なかなか綿毛は飛ばず、おんなの子は何度もそのかわいい口をすぼめてはふうふう。そうっと上からのぞくわたしもついつい同じように口をすぼめてたりして(笑)

▲傍らに停められたベビーカーにはその子の妹らしき赤ちゃん。
柔らかな髪の毛は綿毛みたいに風でしずかに揺れていて、ベビー服の裾からのぞく ちいさなしろい素足。
さやえんどう みたいにきちんと並ぶ足の指。
ああ春、と思いながら深呼吸ひとつ。家はもうすぐそこです。

▲家に帰ってひと休みしながらニュースを見たら、尼崎の脱線事故で亡くなられた方の人数がまた増えていて、たまらない思いでテレビのスイッチを切りました。
ふだんは特に何も思わずに乗っていた電車だったけど、その後ろには、相変わらず競争や利潤追求のもとで踏みにじられているものがいくつもある。改めて強い憤りを感じています。

▲そのあと、いつも見ているweb『増殖する俳句歳時記』(by清水哲男氏)を開いたら
今日の句の季語は なんと「たんぽぽ」でした。
なにごともなければ さっきの綿毛を飛ばすおんなの子を重ねて、春のおだやかなひかりを感じていたのだろうけれど。
『たんぽぽに普通列車の速さかな』 奥坂まや『縄文』(2005)所収。
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by bacuminnote | 2005-04-28 14:20

4月になれば彼女は。

▲一昨日 なにげなく聞いていたインターネットラジオから、サイモンとガーファンクルの 『April,come she will 』が流れてきました。毎年4月になると何回か耳にするこの歌は
4月に彼女はやってきて、5月ぼくの腕の中に、6月になると何だか落ち着かなくなった彼女が7月には飛び立ち、8月には死んでしまう・・・というような意味の哀しい歌詞だけど、ポール・サイモンらしい静かでうつくしい曲です。

▲けど、ここ数年はこれを聴くと4月に亡くなった友だち二人のことを思って、こころが波立ちます。
歌の余韻の中、お隣の庭の満開の八重桜を眺めながら、そういえば 駆け足で逝ってしまった友は二人とも4月生まれだったっけ、と思い出します。わたしの友という以外は、まるで接点のない二人だけど
頭がきれ、英語が得意で、おいしいもん好きで、レース経験者で(一人はスキー、一人はトライアスロン)あっ、気の強いとこまで一緒やん・・・と
「さまざまなことを思い出す桜かな」(芭蕉)です。

▲この日は汗ばむほどの一日で夕飯の支度をしながら、ちょっと休憩の缶ビール(笑)を開け、夕刊をひろげたら高田渡死去、の記事。びっくりして飲み込んだビールは鼻の奥でつんとして。
去年ここに越して来てちょっとしてからだったか、近くで「高田渡ライブ」があるとHPで発見しました。
行きたかったけど、まだ落ち着かない頃だったし、知らないところに夜出かけるのもまだまだ不安な頃でもあり(今もですけどね)結局「またこんど」と断念。
たまたま、そのときの会場となったところで、今月初めから友人の参加する『折本展』というのがあり、出かけてオーナーからライブの話を聞かせてもらったとこ、だったのでした。

▲かつて、擦り切れるほどに聴いた『石』というアルバム。
この中で歌われる山之口貘の詩との出逢いもわたしに大きなものを与えてくれましたが、貘と同じように貧乏な詩人だったというお父さん(高田豊氏)の詩をうたった『火吹竹』は、何回も何回も針を落とし くりかえし聴いたものでした。
「毎晩夜通し起きていて ぼくは何もしてやしないのです」
「火吹き竹の音を聞いていると外は雪のように静かです」
十代の終わりの痛くてだるい、眠れない いくつもの長ーい夜を思い出しながらぼそぼそ歌ってたら、ぬるくなったビールが苦かった。
もうこれからは「またこんど」なんていうのはやめにしようと思う 。
さびしい、4月です。
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by bacuminnote | 2005-04-18 23:00 | 音楽

桜の下を歩いて。

▲この前の日曜日は寒かったけど、暖かい(ときに暑いくらいの)日が続きます。
こんどこそ「ほんまもんの春」かな。
それにしても春ほど待ち望まれる季節はないですよね。待ち望まれるといえば桜の開花もそうですが。
だからといって、NHKの7時のニュースみたいに連日 「桜の開花情報」や「お花見情報」に多くの時間を費やしているのを見てると「他に伝えるべきことは一杯あるやろ」と腹立たしくなってきます。

▲さて、昨日はそんな満開の桜の咲く中を歩き、息子の入学式に。
信州のガッコウでは1学年1クラス約15人だったので、250数名の新入生とその保護者・・・一度にいっぱいの人を見て、目がくたびれたわたし(笑)
だから若干しょぼしょぼしていたものの、文字通り目をこらして「新入生入場」を見ていたのだけれど、息子の姿を見つけられんまま「新入生着席」となりました。
いやあ、制服ってほんまに 没「個性」です。ちょっと遠目で見たら、背の高い低いの違いくらいで、みんな同じに見えるんやもん。

▲この間の卒業式と同じで式前半は鬱々と。でも後半、在校生ブラスバンドの演奏にようやく「春」を感じてちょっと明るい気分に。式のあと教室に案内されると、体育館では見つけられなかった息子もちゃんとそこにいて(笑→「当たり前じゃん」と言われてしまったが)他の子どもたちの顔も「見え」て、なんだかほっとします。

▲「ゆとり教育」の見直しや、「歴史」とは一体何なのだろうと思う教科書の問題。
いつだって大人の都合で振り回される子どもたち。
けど「大人」のわたしにいま(そしてこれから)何ができるのか、考えながら 唸りながら、また桜の咲く中を歩いて帰って来ました。

▲家に着いて記念撮影。
って息子のじゃなく、わたしの(笑)
友人に「わたしだって、たまにはこんなんも着るんだぞ」のアピール用(ん?)を息子に頼んで撮ってもらいました。
姉が10年前に買ったらしい麻のくたくたのスーツ。お下がりながらいい感じ。
だけど写真は想像以上に正直・冷静・非情でした(笑)
大阪に越してもうすぐ1年。すっかり都会的になってる(はずの)わたしは、しかし山暮らしの時とまるでかわらん雰囲気でそこに、がははと笑って写っているのでありました。はああ。







   
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by bacuminnote | 2005-04-08 16:38