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いま 本を読んで いるところ。


by bacuminnote
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「ございます」

▲窓越しに雪の降るのを眺めています。
去年まではこんな風に暖かい部屋から ただ「眺めて」はいられない雪だったので、新潟の人たちがかいても、かいても降り積もる雪に向かってはる姿がテレビのニュースに映されると落ち着きません。とりわけこの数日の豪雪には胸が詰まる思いです。

▲「雪国を捨てず 雪解けあるかぎり」
新潟・上越市の俳人・饒村楓石(におむら ふうせき)氏の名句ですが、「捨てず」「捨てられず」必死に雪と格闘している人々のもとに きっと行き届いていないのであろう 行政による支援。
いつだって弱ってる人、困ってるいる人にたよりにならないことの多い政治。かんじんなところには力もお金も注がれることの少ない政治。ああ、あれにもこれにも、と煮えくりかえるような思いの毎日。けれどそれが当たり前のように慣らされるのがこわい。

▲この間 高校時代の友人から何年かぶりに電話がありました。
「久しぶりにパンの注文しようと思って開田に電話したのにぃ。パン屋やめたんだってぇ?」
昨日は九州から問い合わせの手紙が(開田から)転送されて届きました。
ほんまにごめんなさい。ただお客さんには申し訳ないけど、こういうことがあるとまだどこかで『麦麦』が存在してるみたいでちょっとうれしい。

▲パン屋やめてからもう1年にもなるのに未だに電話に出るとき「麦麦でございます」と言いそうになって。
だから、うちに電話くださってわたしの第一音が「ば」でも笑わんといてください。
あ、それにしても。
今思ったらあの古い家とわが相方、加えてこのおばちゃんにして
「ございます」はやっぱり似合わんかったかなあ(笑)

▲こんなあほなこと書いてる間にも 窓の外ではどんどん気温が下がり  薄灰色の空 、きーんと冷えた空気。
このところどんなに寒くても歩き、自転車に乗る毎日だったのですが、今日は何度も外の様子をうかがいながらも
結局どこにも出かけずじまいで夕方になってしまいました。
部屋の中、にぎやかに干したシャツやパンツや靴下を見ながら(長い田舎暮らしのクセで乾かない洗濯物を乾燥機に入れるのがもったいなくて)好物の最中(今日は『ちとせ』の。ここの『山栗』も大層美味!)に熱い番茶をすする午後で「ございます」(笑)
by bacuminnote | 2005-02-02 16:21 | 開田村のころ